トルコ中銀は18日、政策金利を現行の10.00%で据え置くことを決めたと発表。市場の予想通りの結果となった。声明では「インフレ期待や物価動向の悪化を抑制するため、1月28日の緊急会合で強力かつ前倒しの金融引き締めを実行した」「引き締め的な金融政策スタンスはインフレ見通しの大幅な改善があるまで維持される」などの見解が示された。
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1月28日の大幅利上げ以降、トルコリラは底堅い推移が続いており、18日の金利据え置き発表後もドルトルコリラは1ドル=2.1800トルコリラ前後で落ち着いた動きとなっている。
また、企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、トルコのソブリンCDS5年物スプレッドは1月27日に282bpまでワイドニングし、2012年6月以来の高水準を付けた。ただ、19日時点では245bpまでタイトニングしており、エマージング市場をめぐる懸念の後退が示唆されている。
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