プーチン氏の慎重な言葉の選択からも分かるように、日本への気遣いをみる限り信頼関係を向上させたいという意志をビンビンに感じます。資源輸出国であるロシアにとって、米国のチープなガス輸出は懸念であるのかもしれませんが、世界でのパワーバランスがどんどんと変更される中、ロシアは日本との安全保障をなんとか取り付けたいと考えているのかもしれません。中国が日本人のハートに火をつけた以上、軍事的に目覚めたことを止めることはできないと考えているのでしょう。
人気ブログランキングへ
日本とロシアの外務次官級協議が十九日、モスクワで行われた。懸案の北方領土問題では「双方が受け入れ可能な解決策を見い出す」としていた四月末の日ロ首脳会談後、初の交渉の場となった。双方はサンクトペテルブルクで九月初旬に行われる二十カ国・地域(G20)首脳会合の際に日ロ首脳会談を行うことでも合意。領土問題の話し合いを継続することで一致した。
協議には杉山晋輔外務審議官とモルグロフ外務次官が出席。日本政府関係者によると、協議は「率直かつ建設的に」行われたという。首脳会談は九月五日を軸に調整を進めるが、領土問題で双方に「隔たりがある」と協議難航も予想した。
ラブロフ外相の今秋の訪日、外務・防衛担当閣僚級協議「2プラス2」の日程は今後調整する。次回の次官級協議は日本で行うが、具体的な日程は決まらなかった。
日本側は、北方四島の帰属問題を解決して平和条約を締結する基本方針に変わりないが、ロシア側は一九五六年の日ソ共同宣言に基づき平和条約締結後に歯舞、色丹二島を引き渡し、引き渡し条件は交渉次第としている。日本側は、エネルギーや極東開発への投資、農業分野の連携など先の首脳会談で合意した経済協力を材料に、今後の領土交渉を「加速させたい」考え。協議では北朝鮮問題でも意見交換した。(東京新聞)
戦略も大切ですが、科学技術力がそのまま軍事力となる現代において、日本が本気になったことを最も懸念している国の一つでもあります。
将来的に米国ともどのような関係性になるのか不透明ですので、ロシアとも戦略的な関係構築に力を注いでもらいたいところです。
期待しましょう。
「投資と共に生きる」トップページへ
0 件のコメント:
コメントを投稿