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2014年5月18日日曜日

週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル円、年初来高値更新か

◆豪ドル、予算削減は豪ドルのサポート要因との見方も
◆ZAR、景気回復に対する懸念から足元の上昇に懐疑的な見解も
◆ZAR、対円で10円回復なら達成感から戻り売りが強まる可能性
(国際金融情報部・小野直人)

予想レンジ
豪ドル円 93.00-97.00円
南ア・ランド円 9.40-10.00円

5月19日週の展望

 豪ドル円は戻りを試すか。住宅市場の回復基調が続いているほか、中国向け輸出の減少や失業率の悪化に歯止めがかかりつつある。過去最低水準となる2.5%に政策金利を据え置いている効果が着実に広がっている。金融政策は緩和的なスタンスが維持されているものの、底堅いファンダメンタルズを受けて徐々に引き締め方向に向かうと予想される。国内の景況感や金融政策の方向転換への期待が豪ドルの上昇を後押しし、豪ドル円は年初来高値96.51円の更新を目指す流れとなるか。

 政府は今年7月-来年6月までの財政赤字を298億豪ドルとする予算案を発表した。今年度の499億豪ドルから大幅に圧縮する予定である。予算削減により経済成長はトレンドを下回り、失業率も来年半ばまでに6.25%へ上昇する政府見通しを示した点は、いくらか気になる。ただ、資源投資の減少を補うためインフラ整備投資を盛り込むなど景気に配慮しており、予算案自体が景気の逆風にはなりづらいと思われる。財政健全化が進めば豪州債に対する信頼が増すことで豪州への投資が進む。長期的に通貨を支えることにつながるだろう。

 来週は5月ウエストパック消費者信頼感指数が発表される。4月は3月の99.5から99.7へ上昇し、もち直しの兆しがみられた。5月分でもこの流れを引き継いで先行きへの期待が持てる結果となるかどうか注目される。

 南ア・ランド(ZAR)は高値警戒感がくすぶるか。総選挙で与党が勝利し、世界的に株価が上昇したことを手掛かりにZAR円は節目の10円を試しつつある。しかし、足元の通貨高に対しては懐疑的な見方もある。プラチナ生産大手ロンミンの鉱山が再開したとの前向きな材料もあるが、他の労働者はまだストライキを続けており生産活動は依然として低いままである。鉱物資源の輸出が落ち込み貿易収支も悪化している。利上げ観測を受けて消費が低迷し、経済の成長スピードは鈍いままとの見方も市場には存在する。短期的に通貨の買い戻しが進んでも、中長期でこの流れが継続するかどうかは今のところ不透明である。

 来週は、消費者物価指数や政策金利が発表される。インフレ加速や金融政策の行方によっては、景気回復の腰を折る懸念もあるため、これらのイベントに注視したい。ZAR円は10円の大台を回復しても、達成感から利益確定売りに押されて上値を伸ばしきれないか。

5月12日週の回顧

 豪ドル円は買い先行。企業景況感の改善が進む中、ユーロ圏の追加緩和期待からユーロに対して豪ドル高が強まり、豪ドル円は96円前半までの戻りを試した。ただ、上昇一巡後は利食い売りに押されて94円後半へ下げた。ZAR円の上値は重かった。南アの主要株価指数が最高値を更新する流れに連動して、4カ月ぶりの高値水準となる9.94円台まで上昇した。もっとも、さえない消費指標を受けて後半は上値が重くなった。(了)






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