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2013年12月21日土曜日

週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル円、下値警戒感薄らぐか


◆豪ドル円、当局の通貨高けん制が上値を抑制か
◆ZAR円、レジスタンスである200日線超えで水準を維持できるか注視
◆豪ドル円・ZAR円、クリスマス休暇による流動性低下に警戒

予想レンジ
豪ドル円91.00-94.00円
南ア・ランド円9.50-10.20円



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12月23日週の展望
 豪ドル円は下値警戒感が若干ながら緩和。17日の12月豪準備銀行(RBA)理事会の議事録では、今後も過去の緩和策の効果を見守る姿勢が示されるとともに、緩和策が経済を刺激する一段の兆候があるとの認識が明らかにされた。豪州の経済成長はトレンドを下回る状態だが、利下げの効果が住宅市場で顕著に表れるなど見通しは少しずつ改善している状況で、年明け早々の追加利下げ期待はいったん後退している。しかし、豪ドル相場については「かなり下落した」としながらも、「不快なほど高い」との文言を据え置くなど当局の警戒スタンスに変化は見られなかった。さらに18日にはスティーブンスRBA総裁が「介入について考慮したが控えた」と述べたことから、今後も当局による口先介入が続くことを予感させる。通貨高の修正が遅れるなら、RBAが行動に移す可能性は否定できず、引き続き豪ドルは上値が抑制された状態が見込まれる。
 そのほか、米国の金融政策の動向も豪ドルの上値を抑えそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は18日、これまでの資産購入額を100億ドル圧縮し750億ドルへ減額した。米経済指標次第ではあるが、継続的に量的緩和(QE)が縮小されると見通せるため米金利の先高観は強い。豪米の金利差が縮小することで豪ドルに対する下押し圧力が継続しそうだ。とはいえ、FOMC声明でフォワードガイダンスが強化されて金融市場の不透明感が低下したため、投資家のリスク許容度が改善すれば豪ドルには好都合となろう。実際に、株式市場はFRBの決定を好感しており、リスク選好を通じた円売りで豪ドル円は下方向の警戒感が薄らいだと言える。
 ランド(ZAR)円は引き続き上値は重いか。米FOMCでQE縮小が決定されると同時に長期間の低金利維持が明確化された。金融市場でリスク選好ムードが広がっていることがZAR円をサポートしそうだ。しかし、短期的にはドル高・ZAR安の流れから上値が抑えられやすい地合いは継続しよう。南アと米国経済の回復スピードの違いが意識されやすいこともZARの重しとなる。目先は、足もとでレジスタンスとなっている10.10円付近の200日移動平均線を巡る攻防となろうが、明確に上抜けすれば10.20円付近までの戻りを試す可能性はある。ただ、その場合でもさらなる上昇を後押しする材料が少ないことから上値も限られるか。そのほか、来週はクリスマス休暇をとる海外勢が多く流動性低下が懸念される。米経済指標を通じて米量的緩和縮小のスピード感に修正が入れば、金融市場が不安定化してZAR円を圧迫することも考えられる。引き続き下方向への注意は怠れない。

12月16日週の回顧
 豪ドル円・ZAR円は上値を抑えられながらも底堅い展開。豪ドル円は、当局者の通貨高に対するけん制発言や、米FOMCでのQE縮小を受けて91円前半まで下押しした。しかし、その後はドル円の104円台回復を通じた円安バイアスに支えられて92円半ばへ反発した。ZAR円も、9.90円付近まで押し込まれる場面を挟んで10.10円近辺までもち直した。(了)

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